これから東京に家を建てる予定の方、必見です。
東京ゼロエミ住宅って、みなさん知ってますか?簡単に言うと
性能のいい、環境にやさしい家を建てたら、東京都から助成金を出しますよ!
というもの。その助成額は最大210万円+α!施主としては性能のいい家を建てたいのは当然のこと。これに助成金が出るとか最高じゃないですか。今だけかもしれない多額の助成金制度を利用しない手はありませんよ!
東京ゼロエミ住宅とは
「東京ゼロエミ住宅」とは、高い断熱性能の断熱材や窓を用いたり、省エネ性能の高い照明やエアコンなどを取り入れた、人にも地球環境にもやさしい東京都独自の住宅のことをいいます。
犬にもやさしいよね?
もちろん!
東京ゼロエミ住宅の背景
東京都では、2050年までに世界のCO₂排出実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」の実現のため、2030年までに温室効果ガス排出量を50%削減(2000年比)する「カーボンハーフ」を表明し、取組を加速させています。
都内の温室効果ガス排出量の約30%を占める家庭からの排出量を減らすためには、住宅の省エネ性能等を一層向上させる必要があります。
省エネ性能ZEHの普及率は、全国平均約3%に対して、東京都は約1%とのこと。東京都の狭小地が原因でもありますが、家づくりにおいて東京都は全国的に見て遅れている状態にあるわけです。これを打破するため東京都が掲げたのが東京ゼロエミ住宅事業です。
事業期間
東京ゼロエミ住宅の現制度の実施期間は、令和4年~令和9年まで(交付期間は令和11年まで)となっています。つまり期間限定の事業(プロジェクト)なわけでですね。
助成制度について
助成対象住宅
都内の新築住宅(戸建住宅・集合住宅等)床面積の合計が 2,000平方メートル未満を対象。都内在住等の要件はありません。
助成対象者
新築住宅の建築主(個人・事業者)、太陽光発電設備・蓄電池及びV2Hのリース事業者。
令和5年度予算規模・募集期間
令和5年度の予算は約241億円。
令和5年度の募集期間は、令和5年4月3日(月)から令和6年3月29日(金)までとなっています。
助成金の申請は先着順に受理、予算の範囲を超えたら受理を停止。超過した日に複数申請があったら抽選です。
令和4年度予算額計が159億なので、令和5年度は約80億予算額が増えてます。東京都の本気度がうかがえるね。
助成条件
「東京ゼロエミ住宅の認証に関する要綱」(令和元年6月28日付31環地環第86号)に基づき「東京ゼロエミ住宅」の認証※を受けた新築住宅。※認証は都が登録する認証審査機関が実施
助成金額(令和5年度)
助成金額のベース
ベースの助成金は、戸建か集合か、またそれが満たす水準で異なります。
戸建の水準3は、1戸あたり210万円。デカい!!助成金の申請をして3~4か月で振込されるようです。
水準について
水準は1~3まであり、窓・ドア・照明設備・エアコン・給湯器ほかの要件を満たしたうえで、外皮平均熱還流率(Ua値)および国が定める省エネルギー基準からの削減率で決まります。
ちなみに①の窓・ドア・照明設備・エアコン・給湯設備の要件は↓です。※これらは概要で、浴槽の高断熱浴槽規格や壁天井等の熱貫流率の規定などもありますので注意。
これらは、我々施主がどうこうできる数値じゃないので、ハウスメーカー側に満たせる水準を確認・要請することが重要となります。
追加補助について
助成対象住宅に太陽光発電設備や蓄電池およびV2Hを設置する場合は追加補助があります。
さらに上乗せ。。
不動産取得税の減免措置
一定の要件を満たす新築の東京ゼロエミ住宅については、不動産取得税が最大で全額減免されます。
令和4年4月1日から令和7年3月31 日までの間に「東京ゼロエミ住宅の認証に関する要綱」に基づく設計確認申請が行われていて、発電出力50kW未満の太陽光発電システムを設置していて、水準2又は水準3の基準を満たしている場合、全額減免となります。ただし、
- 減免を受けるためには、納税者本人からの申請が必要。
- 新築において、最初の不動産取得税の課税対象となっている取得者に限る。
- 東京ゼロエミ住宅認証書、東京ゼロエミ住宅設計確認書等の必要書類を添え、所管の都税事務所 (都税支所)・支庁に減免申請書を提出すること。
が条件です。詳しくは、東京都主税局のサイトをご確認ください。
新築でマイホームを建てる場合、何かしらの軽減措置があるはずなので、よく確認しましょう。
国や都の補助事業との併給について
この制度、そのほか国や都がやっている補助事業との併給が可能です!併給可否の一覧は以下となります。
助成金の所得税の取り扱い
東京ゼロエミ住宅の助成金は、所得税法第42条にある「固定資産の取得又は改良に充てるための国又は地方公共団体の補助金」に該当します。このため、助成金は総収入金額に算入しないこととされています。詳しくは国税庁のホームページ(外部サイト)をご覧ください。
つまりこの助成金で得たお金は、税金がかからないということです。
我が家の申請内容は。。
我が家の場合、都内に戸建を新築予定で、
水準3を満たす住宅性能で建築するので、住宅建築費への助成は210万円。
太陽光発電設備を設置予定で、発電出力5.0kwの太陽光を上げる予定なので、5kwx10万円/kwで、50万円。さらに、機能性PVが2万円/kwの区分のものをいれるので、5kwx2万円/kwで10万円。
合計で、210万+50万+10万=270万円の助成金申請となります。
さらに、国土交通省の支援時用「こどもエコ住まい支援」を併給可能でプラス100万円!
さらにさらに、不動産取得税の減免に関しては全額減免。
しめて、370万円の補助金が入ることに。(※あくまで予定です)
これヤバくないかい?
すごーい!!
もらえるお金で、ぼくのおやつたくさん買ってね!
まとめ
令和5年現在、都内で家づくりをこれから検討する方はとにかくこの制度を検討してみてください。助成金の申請にはたくさんの条件クリアが必要ですし、その分初期投資額が増えます。自分がどの水準を目指すか、ご自身の家づくりの内容と照らしてハウスメーカーに相談してみてください。
少なくとも住友林業では水準3取れる提案をしてくれますので、是非とも検討ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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