住友林業では、建築工事の品質管理の一環として、基本的に3回の重要な施主検査があります。
それが、
- 構造立会い
- 木完立会い
- 竣工立会い
です。
おそらくほとんどの方は一生に1回しかない木完立会い。どんな感じで行われるのか。注意点などは?
この記事では、我が家の実際の住友林業の木完立会いの様子をご紹介します。
構造立会いの様子はこちら。
住友林業の工事工程のおさらい
まずは、住友林業で戸建を新築する場合の工程をおさらいです。
- 配置確認地縄
敷地の建物が建つ位置に縄を張って、建物の位置を確認するために行います。地鎮祭を行う際は、地鎮祭に合わせて行うようです。
- 着工本体着工
建物工事のはじまりです。地面を掘ってコンクリートの基礎打つ準備です。
- 基礎工事基礎工事
鉄筋と型枠を組み、建物基礎となるコンクリートを流し込みます。
- 土台敷き
コンクリートが固まったら基礎の完成です。基礎が出来たら、いよいよ大工さんの登場。土台を基礎の上に敷きこみます。
- 木工事建方
木工事の始まりです。建方は、柱・梁などの構成材を組立てることです。上棟工事・棟上げ工事とも言います。ビッグコラムもこのとき立ち上がります。
- 屋根工事
建方が終わったら屋根を葺く屋根工事がはじまります。このへんできこりん降臨です。
- 外部工事
サッシ窓の取付やモルタル・サイディングの壁下地の工事です。
- 設備工事
設備のシステムバスを組立てます。
- 内部下地工事
壁や天井の内部材取付工事です。
- 造作仕上げ工事
フローリングなどを貼る作業です。
- キッチン取り付け工事 ←イマココ
その名の通り、キッチン取り付け工事です。
- 内部仕上工事内装仕上工事
部屋や天井の壁紙を貼る工事です。内装工事屋さんが登場です。
- 設備機器取付
トイレ・照明・カーテンなどの取付工事です。
- 美装工事
主にクリーニングです。
- 竣工竣工
建物が完成!
- 外構工事外構工事
建物完成後に、外構工事です。
- 引き渡し引き渡し
引き渡し書類を取り交わし、引き渡しです。引き渡されたら、引っ越しです。
木完立会いまでくると家づくりは佳境ですね。
木完立会いの目的
木完立会いは、木完検査、木工事完了検査とも言ったりします。
大工工事が終わり内装の工事に入る段階で、図面との差異がないか、構造立会い時にすり合わせたことが実現できているかの確認を行う場です。
各部屋の壁ができて、壁にボードが張られ、窓や建具などの取り付けもされ、設備なども入り始めた段階で行われることが多いでしょう。
構造立会いの時と違って、部屋の仕切りがしっかりわかる段階なので、家らしくなってくる頃合いです。
木完立会いの様子
では、木完立会いの様子を見ていきましょう。
我が家の場合、大工工事は完了し、設備関係の搬入を順次待っている状況でしたので、大工さんは居らず、生産担当のみとの立会いになりました。
設計担当や、営業担当も居るのかと思ってましたが。。
構造立会い時は、このようにむき出しの木の状態でしたが、
↓こんな感じでお部屋になっています!!
しっかりとお部屋になっていて感動!まだ壁はボードが張られているだけでこれから壁紙を貼っていきます。床材は無垢板や挽板はすでに貼られていました。フロアタイルはまだ。
外壁の吹付けもすでに完了しており、玄関ポーチのアクセントタイルのアステルトもばっちりついてました。
外壁吹付けのSODO備前のコテ押さえ、すごくきれいに仕上がってました。
こちら玄関内。脚立部分に鉄骨階段が入る予定ですがまだ付いていませんでした。玄関の建具は付いてました。階段がないのでだいぶ広く感じました。
玄関正面からみたところ。ここにカツデンの鉄骨階段が付きます。ささら桁はサンダーでつや消しブラックです。玄関をあけてお出迎えする階段は我が家のシンボルの一つになる予定。
玄関左側には、住友林業三種の神器ウッドタイルがお出迎え。ウォルナットのウッドタイルですが落ち着いていい雰囲気。ウッドタイルの左側はシューズクローゼットで、回遊動線になっています。
ウッドタイルは、折り返しになっていて2面についてます。回遊して、ただいま手洗いと、お手洗いがあります。
こちらはダイニングキッチン。kitchenhouseはまだ搬入されていませんでしたがここに鎮座する予定。
ダイニングキッチンの天井は、スタイルシーリングです。もともとジャパニーズオークリブシーリングでプランしてたのですが、予算の関係でスタイルシーリングに変更した部分です。でもシックな雰囲気で大満足!
ダイニングキッチンとつながるリビングのテレビ部分。大きなニッチのようにして凹ませてますが、キッチンからテレビが見えるように斜めにカットしてもらっています。テレビ背面はエコカラットで、上部は間接照明となります。
テレビは壁付けで、下に柏木工のフロート型のテレビボードが付く予定。
キッチンからみたリビング。現し梁はこれからウォルナット色に塗装されます。
リビングの一部だけ吹き抜けになっており、視覚的に広く見せる工夫をしています。
吹き抜けは2階の居室にはつながっておらず窓があるだけです。空気が溜まったり、壁紙の日焼けなどが少し心配。
2階も確認しました。Mocoママのお部屋です。
こちらは寝室。
ウォルナットの挽板と、チークの挽板。Mocoパパの書斎だけチークにしてみました。
木完立会い所要時間、我が家は1時間くらい
このように、生産担当と一緒に、説明してもらいながら各部屋の状況を細かく確認して回ります。
これは家の大きさやチェックする人の性格によると思いますが、我が家はだいたい1時間くらい見て回りました。
木完立会いで注意する点
木完立会い終わってみて感じた、注意すべき点がいくつか。
舞い上がり過ぎない
木完立会いでは上記の通りだいぶ家っぽくなっています。長い時間(約半年)かけて設計してきた家が出来上がっていくさまを目の当たりにしてどうしても舞い上がってしまいます。
正直大興奮です笑
でもそこはあえて冷静になって、図面通りいっているか、仕上がりにおかしなところがないか、しっかりチェックしたほうが良いですね。
我が家は特に指摘とかもなく、「おー!」とか「いいねー!」とか言いながら終わりました。もうちょい検査っぽくした方が良かったかな笑
新生活を想像してワクワクしちゃいました。
施主支給品を忘れずに
木完立会いのタイミングで施主支給し取り付けてもらうものを持参することになりますので、施主支給品を忘れずに持ち込みましょう。
我が家では、テレビの壁掛け金具と、テレビにつなぐHDMIを持参しました。
施主支給品は、事前にHM側に伝えて合意が取れたものだけにしましょう。
最後に
木完立会いを終えると竣工までラストスパートです。のこり1か月ほどで竣工となります。
竣工後、外構工事が入りますのでその最終打合せや、建物引き渡し日程の調整、引っ越しに向けた準備、現住物件の引き渡しなどなど、とても忙しくなり始めるタイミングです。
新生活を想像しながら、しっかりと準備を進めていきましょう。
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